reform(renovation)

※下記の写真は、美容室のリフォーム物件です。

 

過去にこの様な困ったお話を耳にしました。

■住まいの一部を飲食店にする為に、地元の業者に簡単な工事を依頼し、工事を行ったが、その工事内容では保健所の飲食店営業許可がおりず、再度やり変えの工事を行った。■住宅のクロスの張り替えを、クロス屋さんに直接依頼して工事を行ったが、クロスの柄や、カーテンの柄の選定をお客様自身が行い、何だかごちゃごちゃした内装になってしまった。■照明器具をお客様自身が選定したら、ひどく暗い部屋になってしまった。■壁に窓が欲しいので、サッシ屋さんに取付けをして貰ったら、サッシの隙間から雨が壁の内部に入り、内部の木材が腐ってしまった。(部屋の内部からはその雨水の流入は判別出来ない)

なぜ、この様な事が起こるのでしょうか?

 

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既存土間をハツって水道管を埋設   新たな壁を立てる為の鉄骨下地

 

何故かリフォーム工事は新築工事より下に(簡単な工事だと)見られる事があります。
その要因として以下の様な考えがあると思われます。

「新築よりも工事規模が小さく、工事費が安いケースが多い。」「法規に関わる申請行為が不要な場合が多く、建築士資格を持っていない設計士や、建設業の許可を受けていない業者でも容易に工事受注を受けられる。」「なんだか、ホームセンターで材料を買って来て、自分でも出来そう。」etc

あなたは、リフォームを簡単に考えていませんか?上記の様なクレームが起こるのは、依頼者による安直な発注によるところにも多くの問題があると考えます。

同業他社様によっては(全てでは無い)、「既存部分には手を入れない訳だから、依頼されたリフォーム部分だけ考えれば良い」とか、「依頼されていない、見えない下地部分はそのままにしておく」とか、「仕上げ材のデザイン選定は、全てお客様の指示通りにしておけばいい。こちらから余計な提案をすると、それがクレームに繋がる。」等といった意見の会社様もある様です。

例えば「壁に窓を付ける」。
この作業でいくつの専門業者が必要か分かりますか?(あえて細分化すると)
■サッシ本体を納品するサッシ屋さん。■サッシの大きさに外壁に穴を空ける解体屋もしくは大工さん。■サッシを取り付ける下地の木材を壁の中に入れる大工さん。■外壁を補修したり、防水紙やルーフィングを入れる外壁屋さん。■サッシの周りに雨が入らない様にコーキングを打つコーキング屋さん。■宅内のサッシの周りの木額縁を製作し、取り付ける大工さん。■その木額縁に塗装を行う塗装屋さん。■宅内の窓周りの仕上げクロスの補修及び張り替えを行うクロス屋さん。■窓に合わせて、きちんとオーダーサイズのカーテンを製作・取付するカーテン屋さん。

簡単そうな工事でも(本当は簡単では無い)沢山の専門業者が必要なのです。いくつもの業種を行える多彩な技術を持った業者も存在しますが、それは非常にまれな存在です。「サッシを付けるのであればサッシ屋さんのみに頼めばいい」という考え方は、時に重大な欠陥を産んでしまう可能性があるのです。

上記の様な各種の専門業者を取りまとめて、工期、専門業者の選定・手配、作業手順、予算、お客様との打合せetcを行う会社を、大きなくくりで「工務店」と言います。
では、上記のサッシの話の続きですが、サッシの形状や大きさ、デザインが既存建物とどうバランスを取って、美しく、効果的な採光を得られるか、又、法的な問題は無いか、そこにサッシを付けて建物本体の構造的な問題は無いか、という点は誰が考え、誰があなたに進言するのでしょうか?
それを進言するのは、本来、大きなくくりで「設計士」の役目です。
「工務店」の現場監督や営業担当者でも、上記のサッシの件であれば、何かしらの提案を行えると思いますが、ほとんどの場合、安直で短絡的な提案しか行えないと思われます。つまり、あなたが美しく・機能的で・施工的にも法的にも満足したリフォームを行いたいのであれば、「設計やデザイン提案がきちんと出来る工務店」に工事を依頼する必要があるのです。

 

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新たに天井を貼る部分に軽量下地   既存壁の塗装を行う為の足場・養生
 

当社は新築物件のみならず、リフォーム、インテリア物件もさせて頂いております。

当社のリフォームの考え方は「積極的なリフォーム」です。 それをリノベーションと呼ぶ場合があります。

・リフォーム(reform):老朽化した建物の内装や外装を建築当初の性能に戻す事。
・リノベーション(renovation): 用途や機能を変更して性能を向上させ、又その事により価値を高めたりする事。

ただ単に依頼された事のみやる「消極的なリフォーム」では無く、「ご依頼の内容はこうですが、この壁を取り除いて、ここにこういう補強壁を入れるとこの様に機能が広がり、家自体の強度も上がり、将来の変化にも対応出来るのでは?! それにこうする方が、工事費は安く済みますよ!」とか、「ご依頼の内容はこうですが、今回の工事はここまでにしておいて、この部分はお子様が独立してからリフォームした方がいいと思います。今回の工事費は安く済みますし、焦って工事する必要は無いのでは?!」とか、「ご依頼の内容はこうですが、ここのクロスの色はこの方が全体のバランスがいいですし、空間が広がって見えます。又、ここにはこの様な照明器具を付けたら、美しく華やかな内装に見えますよ!」という「積極的なリフォーム」です。

 

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既存鉄骨に対して木梁・木柱を取り付ける   新しい壁下地が出来上がって来ました

 

リフォームは住宅だけではありません。店舗の場合も多くあります。私の経験させて頂いた店舗物件の多くはリフォーム工事です。店舗の場合は、ビルの一室を借りてお店にして開業したり、古いお店を綺麗に模様替えしてリニューアルオープンしたり。店舗物件には、その業種ごとに独特の機能や使い勝手、デザイン考察、そして住宅には無い、費用対効果に基づいた予算の考察等、経験していないとなかなか難しい、設計・施工技術が数多く存在します。

住宅も店舗も、賃貸物件や中古物件を購入しリフォームを考えて、それが不可能な場合や満足を得られそうに無い場合に新築を選択する、というケースもあり、相談する相手を間違えると、「本当はリフォームで済んだのに、新築を勧められて、新築した」という事にもなりかねません。

「リフォームは多種多様な既存建物に対応しなくてはならない」という、設計・デザイン・施工の能力が必要です。又、今までの家族やお店の思い出や歴史、今までのストレスや気持ちを「想像」し、これからの家族やお店の、素敵な物語りを「創造」する能力も必要となります。

7   当社のリフォームの考え方は「積極的なリフォーム」です。
是非一度、お気軽にご相談下さい。
家具取付け。完成間近です♪